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Ｑ．メール送信後に、エラーメールが返ってきた場合

インターネット・メールは、バケツリレー方式で複数のメールサーバを経由して、相手のメールサーバに届けられます。従って、エラーメールは複数のメールサーバのうちのいずれかより発行されたメールとなります(全てのエラーメールを弊社メール送信サーバが発行しておりません)。また、メール送信をできなかった理由がエラーメールに記載されておりますが、その記述方法に決まったルールはなく、その記述内容もまちまちです(英語で記載されている場合が多いです)。

エラーメールの読み方について一例としまして下記のとおりご紹介させていただきます。

エラーメールを発行しているメール送信サーバを調べる(例)　 ※Outlook Express6の場合

下記1のようなエラーメールが届いた場合、まずは、このエラーメールがどのメール送信サーバから発行されたか調べます。なお、エラーメールの送信者名は、「Mail Delivery System」「MAILER-DAEMON」等の場合が多いです。

1. エラーメールをメール一覧より選択し、ダブルクリックしてください。

2. 送信者を右クリックで選択したのち、左クリックで下記のようなメニューを表示してください。そのメニューより[プロパティ(R)]を左クリックしてください。

3. 下記のような画面が表示されます。この画面のうち、「電子メール アドレス」という箇所をご確認ください。これは、エラーメールを発行したメール送信者のメールアドレス(=システムのメールアドレス)にあたります。なお、エラーメールのメール送信者のメールアドレスは、「MAILER-DAEMON@(サーバ名)」の場合が多いです。

下記の例の場合、「MAILER-DAEMON@example.ryucom.ne.jp」となっておりますが、@のうしろ側の「example.ryucom.ne.jp」がエラーを発行したメールサーバです。例の場合、「～.ryucom.ne.jp」ですので、弊社(ryucom.ne.jp)のメール送信サーバで何らかのエラーがあり(もしくは、バケツリレー方式で次のメール送信サーバ(相手側)へ送信しようとした際に次のメール送信サーバでメール送信を拒絶された)、相手方のメールアドレスにメールが送信できなかったことを意味します。従いまして、下記の例の場合は、弊社もしくは次のメール送信サーバの管理組織やプロバイダにご連絡いただければ詳細なエラー理由がわかります。

エラーとなった理由を調べる(例)

記述方法に決まったルールはありませんがメールを送信できなかった理由がエラーメールに記載されております。そのうち、メールのエラーコードは下記のように取り決めされております。

上記のメールのエラーコード(数字3ケタ)がメール本文のどこかに記載されておりますので探してください。ただし、このエラーコードからは、大まかなエラー理由しかわかりませんので、大抵の場合その前後に詳細な理由がエラーメッセージとして記載されております。また、一部のエラーでは、このエラーコードがメール本文に掲載されない場合があります。その場合は、メール本文よりエラーメッセージを探してください。

例) エラーメール本文　その1

上記の例では、メールのエラーコードは「550」となります。また、メール送信できなかった理由は、「aite-example@ryucom.ne.jp」宛にメールを送信しようと試みたが、エラーメッセージ「User unknown」ということから「そのメールアドレスは存在しない」ということがわかります。以上の内容から、メールアドレスを相手方で復活していただくなどの問題を解決しなければメール送信に成功しないエラーコード「550」に該当するエラーであるという意味になります。

例) エラーメール本文　その2

上記の例では、メールのエラーコードは「550」となり、エラーメッセージ「Recipient address rejected: User unknown」が原因のエラーということとなります。

エラーメッセージ「Recipient address rejected: User unknown」の意味は、「送信先メールアドレス(= Recipient address)が次の理由で拒絶した」(Recipient address rejected:)、詳細には「そのメールアドレスは存在しない」(User unknown)ということで、メールアドレスを相手方で復活していただくなどの問題を解決しなければメール送信に成功しないエラーコード「550」に該当するエラーであるという意味になります。

例) エラーメール本文　その3

上記の例では、メールのエラーコードはなく、エラーメッセージ「message size 7654321 exceeds size limit 1234567」が原因のエラーということとなります。

エラーメッセージ「message size 7654321 exceeds size limit 1234567」の意味は、メールサーバ(****.ryucom.ne.jp.)で、メール1通あたりの容量制限があり「size limit 1234567」(数字はbyte表示なので、この例では約1MB)、今回のメール容量「message size 7654321」(数字はbyte表示なので、この例では約7MB)がその制限を上回ったため、エラーとしたという意味となります。

記述方法に決まったルールはなく、その記述内容もまちまちですが、下記にエラーメッセージの例をご案内します(日本語で記述されることもあります)。