CMSでコミュニティサイトを公開してみよう!(XOOPS Cube編)

CMS と XOOPS Cube とは?

CMSとは、Content Management System(コンテンツ管理システム)の略で、Webサイトを構成するテキストや画像、動画、音声などのメディアデータとデザインやルールなどのレイアウト情報を一元管理し、編集・配信するシステムまたはソフトウェアのことです。CMSを利用すると、製作者はコンテンツの内容をテキストとメディアデータ(画像、動画、音声など)をワープロ感覚で記述、配置することで、簡単にWebサイトのページ追加や修正を行うことができます。

XOOPS Cube(ズープス・キューブ)とは、オープンソースのCMSソフトウェアでコミュニティーサイトやポータルサイトを気軽に立ち上げ、運営することができます。また、様々なモジュールがインターネット上で公開されていますので、ご利用の目的に合わせて簡単にカスタマイズを行うことができます。

システム動作環境
  • Apacheを推奨
  • PHP4.3.2以上
  • MySQLデータベース

XOOPS Cube をダウンロードする

まずは、XOOPS Cube日本サイト(http://xoopscube.jp/)から、XOOPS Cubeの最新バージョンをダウンロードしましょう。本ページでは、執筆時点(2008年8月15日)での最新版コアパッケージである「XOOPS Cube Legacy 2.1.5」をダウンロードします。

XOOPS Cube を設置(アップロード)する

ダウンロードしたXOOPS Cubeのプログラムファイル(Package_Legacy_2_1_5.zip)は、ZIP形式で圧縮されていますので何らかの圧縮・解凍ソフトを使って解凍します。解凍すると、「Package_Legacy_2_1_5」というフォルダの下に、「html」「doc」「extras」というフォルダがありますので「html」フォルダの中身を、RISレンタルサーバサービスのWebサーバへFTPソフトを使ってアップロードしましょう。

他社レンタルサーバサービスでは、ここで特定のファイル・ディレクトリに対して、XOOPS Cubeプログラムから書込みができるように、アクセス権限を変更する必要がありますが、弊社レンタルサーバサービスでは、アクセス権限を変更する必要がありません。(詳しくは後述の解説をご参照下さい)

XOOPS Cube をインストールする

早速 XOOPS Cube のインストーラでインストールを行っていきましょう。

それでは、インストーラを実行するために、「http://お客様WebサービスのURL/[XOOPS Cubeインストール先のPATH]/install/index.php」へアクセスしてください。(※[XOOPS Cubeインストール先のPATH]はお客様のアップロードした際のPATHへ適宜置き換えてください)

1.インストール言語の選択 2.動作環境・準備の案内 3.アクセス権限のチェック

1.まずは、インストール作業に使用する言語の選択です。ここでは、「japanese」を選択して作業を進めていきます。(右下の「次へ」ボタンをクリック)

2.次に、XOOPS Cube で必要となる動作環境や事前に必要な準備についての案内が表示されます。内容を確認したら右下の「次へ」ボタンをクリックしましょう。

3.次に、XOOPS Cubeプログラムで書込みのあるファイル・ディレクトリに対するパーミッションチェック(書き込み権限の確認)が行われ、その結果が表示されます。チェック項目の左側のランプ画像が全て緑色になれば問題がありませんので、右下の「次へ」ボタンをクリックしましょう。

通常の共有レンタルサーバサービスでは、PHP/CGI(Perl)アプリケーションは同じWebサーバ内の全ユーザーが同じユーザー(通常は稼動しているWebサーバのユーザ)として動作します。そのため、プログラムがら書込みを行うファイル・ディレクトリへはどのようなユーザーからでも書込みが行えるように、アクセス権限を変更する(chmod 777)必要があります。
しかし、弊社レンタルサーバサービスでは、PHPやCGI(Perl)プログラムは、各お客様用にご準備いたしました異なるユーザーとして動作するため、ファイル・ディレクトリのアクセス権限を変更することなく、Webアプリケーションからの書込みが行えるようになっております。これは、Webサーバにアップロードしたファイル・ディレクトリのアクセス権限を有効に使えるため、Webアプリケーションのセキュリティも高めることにつながご安心してご利用いただくことができるという弊社ならではの特徴であります。
4.動作環境の設定 5.設定した内容の確認画面 6.「mailfile.php」への書き込み保存

4.次にXOOPS Cubeの動作環境(データベースおよびパス・URL)の設定を行います。ここでは、弊社レンタルサーバサービスをご契約時にお送りした書類「Ryucom Internet Serviceユーザー通知書」に記載された内容を、下記の通り入力して右下の「次へ」ボタンをクリックします。

データベースサーバのホスト名 「データベースに関する情報」欄の[DBサーバ名(ホスト名)]の内容を入力してください
データベースユーザ名 「DBユーザに関する情報」欄の[DBユーザ名]の内容を入力してください
データベースパスワード 「DBユーザに関する情報」欄の[DBパスワード]の内容を入力してください
データベース名 「データベースに関する情報」欄の[データベース名]の内容を入力してください

5.前で設定した内容の確認画面となりますので、問題がなければそのまま右下の「次へ」ボタンをクリックします。

6.入力した内容を XOOPS Cube の設定ファイルである「mailfile.php」へ書き込み保存をします。問題がなければ右下の「次へ」ボタンをクリックしましょう。

7.パス・URLのチェック 8.データベース設定の確認 9.データベースへのアクセスチェック
10.データベーステーブル作成 11.サイト管理者についての設定 12.データの生成

7.プログラムから見たパス・URLが入力されたパス・URLの値と一致しているかチェックを行います。問題なければ右下の「次へ」ボタンをクリックしましょう。

8.「mainfile.php」に書き込まれているデータベース設定の内容が表示されます。確認して問題がなければ右下の「次へ」ボタンをクリックしましょう。

9.先の内容で実際にデータベースへアクセスできるかをチェックします。問題がなければ右下の「次へ」ボタンをクリックしましょう。

10.XOOPS Cube で使用するテーブルをデータベースへ自動作成します。問題がなければ右下の「次へ」ボタンをクリックしましょう。

11.サイト管理者についての設定を行います。こちらで指定した管理者ユーザ名/管理者パスワードは重要となりますので忘れないようにメモを残して右下の「次へ」ボタンをクリックしましょう。

12.XOOPS Cube で使用するテーブルへデータを自動生成します。問題がなければ右下の「次へ」ボタンをクリックしましょう。

13.第1ステップの完了 14.XOOPS Cubeログイン画面 15.モジュールのインストール
16.ウィザードでの工程完了 17.installディレクトリの削除 18.XOOPS Cubeトップページ

13.第1ステップ完了のメッセージが表示され、引き続き、第2ステップへと入ります。右下の「次へ」ボタンをクリックしましょう。

14.ログイン画面が表示されるので、管理者ユーザ名/管理者パスワードでログインしましょう。

15.モジュールのインストールを行います。インストールするモジュールを選択(左のチェックボックスをオン)して「インストール」ボタンをクリックしましょう。

16.以上でインストールウィザードを使ったインストールは完了です。画面の指示に従い、installディレクトリを削除しましょう。

17.FTPクライアントソフトでWebサーバへ接続して、installディレクトリ(XOOPS Cubeのルート直下にあります)を削除し、設定ファイル「mainfile.php」を変更されないよう、書込み権限をはずし(chmod 400)ましょう。

18.installディレクトリ削除後、XOOPS Cubeトップページ(http://お客様WebサービスのURL/[XOOPS Cubeインストール先のPATH]/)へアクセスして「XOOPS Cube」のトップページが表示されます。

以上で、弊社Webサーバへの XOOPS Cube インストールは完了となります。「4.動作環境の設定」「11.サイト管理者についての設定」以外は、そのまま「次へ」ボタンで進めるだけで簡単にインストールできることがお分かりになると思います。

XOOPS Cube でコンテンツを書いてみる

後は実際にコンテンツを入力してコミュニティサイトを作り上げてあげていくだけです。ここで、簡単にコンテンツの入力についてご紹介します。

1.ブロックの追加

XOOPS Cubeでは、「ブロック」と呼ばれる単位でコンテンツを管理します。サイトの管理者は、表示したいブロックの追加・配置を行ってページを構築していきます。まずは、サイトトップのサイドバーに様々な情報を表示してみましょう。

1)XOOPS Cube 初期画面 2)ブロックの管理 3)ブロックのインストール
4)ブロックのインストール(詳細) 5)ブロックのインストール(完了)  

1)トップページの左サイドメニューからから「管理者メニュー」をクリックしましょう。

2)管理者メニューの左サイトメニューから「ブロックの管理」をクリックし、ブロックの管理ページにある「ブロックのインストール」ボタンをクリックしましょう。

3)ブロックの追加(インストール)ページで「モジュール(各種情報を表示したりするプログラムのこと)をインストールします。右側、「操作」列のインストールアイコンをクリックしましょう。

4)ブロックは、ブロックごとにタイトルやアクセス権限を設定することができますのでお好みに合わせて変更します。ここでは、特に初期値から変更することなく「インストール」ボタンをクリックします。

5)ブロックの追加状況は、ブロックの管理ページで確認することができます。今回は「オンライン状況」を右サイドメニュー、「検索」「投稿数ランキング」を左サイドメニューとそれぞれ追加したことが確認できるかと思います。

2.カスタムブロックの追加

今度は、任意のコンテンツ(今回はサイト訪問者の方へ向けた「お知らせ」メッセージとします)を表示してみましょう。この場合は、カスタムブロックを使うことで任意のメッセージを表示するブロックを追加します。

1)カスタムブロックの追加 2)カスタムブロック追加(詳細) 3)カスタムブロック(完了)

1)ブロックの管理ページから「カスタムブロックの追加」をクリックしましょう。

2)カスタムブロックでは、タイトルやブロックの内容(コンテンンツ)を自由に記述することができますので、タイトルに「お知らせ」、コンテンツに「お知らせメッセージ」を記述して「送信」ボタンをクリックしましょう。

3)カスタムブロックの追加状況は、ブロックの管理ページで確認することができます。今回は「お知らせ」カスタムブロックをページ中央に追加したことが確認できるかと思います。

3.サイト全般の設定(サイト名など)

最後に、サイト名などに関するサイト全般の情報を変更しましょう。サイト全般に関する設定は、管理メニューの全般設定で行います。

1)全般設定 2)サイト全般の設定(詳細)

1)管理メニューのサイドメニューから「全般設定」をクリックします。

2)全般設定ページで、サイト名やサイトのデザイン(テンプレート)の設定を変更することができすので、一通り変更が終わったら「送信」ボタンで変更を保存します。

XOOPS Cubeでは、モジュールやデザインテンプレートをXOOPS Cubeの決められたディレクトリへインストールすることで利用できようになります。これにより、XOOPS Cubeサイトのカスタマイズの幅は更に広がっていきます。
今回は、ページの都合でモジュールのインストールやデザインテンプレートの変更についてはご紹介できませんが、市販のXOOPS解説書やインターネット上に公開されている情報を参考にしてチャレンジしてみてください。
4.XOOPS Cubeでのコミュニティーサイト

ここまで一通り、XOOPS Cubeでのコンテンツ公開についてご紹介してきましたが、こちらでご紹介した以外にもモジュールをインストールしたりといろいろ手を加え、最終的にはこのようなコミュニティサイトができあがりました。

XOOPS Cubeのプログラムダウンロードから、ここまでの所要時間は大体1~2時間といったところですが、機能的には情報交換を中心としたコミュニティサイトになったかと思います。ここからさらにデザインやモジュールを追加することで、見た目も完全なコミュニティーサイトとなることでしょう。

RISレンタルサーバサービスでXOOPS Cubeが利用可能なプラン

RISレンタルサーバサービスでXOOPS Cubeの稼動条件をクリアしているプランは次の通りです。

プラン名 サービス仕様
エントリPlusプラン
  • Apache 2.2
  • Perl 5.8.8
  • PHP 5.2.17/PHP 4.3.9 (※1)
  • MySQL 5.0.77
  • SQLite 3.3
  • 各種セキュリティ機能を装備 (※2)

(※1)弊社コントロールパネルより切替可能
(※2)全サーバにハードウェアRAID搭載/ファイアウォール機器を装備/バックアップ実施

ベースプラン
Webプラン
メールプラン
web&メールプラン
ここまで、ざっくりとインストールからコミュニティサイト構築までの流れをご紹介いたしましたが、弊社レンタルサーバサービスでCMS(XOOPS Cube)を活用することのメリットは伝わりましたでしょうか?皆さんも、せっかくのWebサーバ機能ですから、CMSを使ってこのようなコミュニティサイトを構築してみるのはいかがでしょうか?
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