FTPルートディレクトリの設定
ここでは、WebサーバへFTP接続する際の、FTPルートディレクトリの設定についてご説明します。
コントロールパネルのWeb機能を操作するには、コントロールパネルへ管理者権限またはWeb管理者権限 でログインする必要があります。(コントロールパネルへのログイン方法については、「ログイン/ログアウト方法 」のページをご参照ください。
FTPルートディレクトリとは?
ホームページをインターネット上に公開するには、パソコン上で作成したコンテンツデータ(HTMLファイルや画像ファイルなど)を、FTPクライアントソフトなどでWebサーバ上にアップロードする必要があります。
FTPクライアントソフトなどで、WebサーバにFTP接続した際に、最上位のディレクトリ(ルートディレクトリ)として表示されるのが、FTPルートディレクトリです。RISレンタルサーバサービスのWeb機能では、このFTPルートディレクトリを以下の2パターンから選択することが可能です。
/var/www/vhosts/お客様のホームページURL / | ホームページ公開ディレクトリの1つ手前のディレクトリ |
/var/www/vhosts/お客様のホームページURL /public_html/ | ホームページ公開ディレクトリ |
FTPルートディレクトリの設定変更は、以下のような利用シーンで大きく効果を発揮します。
○オープンソースのWebアプリケーションソフトを設置する
オープンソースWebアプリケーションには、プログラムの一部をホームページ公開ディレクトリ外に置くように設計されている(例:ECCube、OpenPNEなど)ものがあります。これらを利用する場合、FTPルートディレクトリを「ホームページ公開ディレクトリの1つ手前のディレクトリ」に設定することで、設計どおりにWEbサーバ上へファイルを設置することが可能です。
プログラムの一部をホームページ公開ディレクトリ外に置く場合は、専用ディレクトリである「/apps」ディレクトリ をご利用ください。その他のディレクトリ階層では、ファイルアップロードの制限(.htaccessファイルのアップロード制限など)により意図したとおりに設置できないことがあります。
詳しくは、「よくあるご質問(FAQ)」の「Q.Webサーバのディレクトリ構造はどうなっていますか? 」のページでも解説しておりますのでご参照ください。
詳しくは、「よくあるご質問(FAQ)」の「Q.Webサーバのディレクトリ構造はどうなっていますか? 」のページでも解説しておりますのでご参照ください。
○ホームページのリニューアル作業を行なう
既存のホームページをリニューアルする場合に、FTPルートディレクトリを「ホームページ公開ディレクトリの1つ手前のディレクトリ」に設定して、新しいホームページのコンテンツデータを「~/public_html2/」などの名称でアップロードしておきます。後は、ディレクトリ名を「~/publuc_html2/」から「~/public_html/」へ変更することで、すばやく新旧のホームページを切り替えることができます。
Webサーバに、コンテンツデータをアップロードする前には、FTPルートディレクトリがどのような設定なっているか確認することをお勧めいたします。
FTPルートディレクトリについて、「よくあるご質問(FAQ)」の「Q.FTPルートディレクトリとはなんですか? 」のページでも解説しておりますのでご参照ください。
FTPルートディレクトリの設定方法
- 設定を行うWebサイト(Webアカウント)の[Webの詳細設定]ページを表示します。
※[Webの詳細設定]ページの表示方法については「[Webの詳細設定]ページの表示 」をご参照ください - [Webの詳細設定]ページで、[全般]タブの[ホームページ]セクションにある[FTPルートディレクトリ]のドロップダウンリストをクリックし、お好みのFTPルートディレクトリ先を選択して、ページ上部にある[以下の内容で設定を更新する]ボタンをクリックします。
- [設定変更を行ってもよろしいですか?]の確認画面が出ますので[OK]ボタンをクリックします。
- 正常に設定変更が完了すると、ページ上部のメッセージ欄に「Webアカウント情報が更新されました。 」というメッセージが表示され、[Webの詳細設定]ページが設定変更後の内容で再表示されます。
実際に設定変更が適用されるのは、設定変更完了して以降の新規FTP接続した通信からとなります。設定変更前からFTP接続している場合は、FTP接続を切断して再接続するまでは、設定変更前のFTPルートディレクトリのままとなりますのでご注意ください。